VPN 内部からローカルブリッジに使用している 仮想 LAN カードの IP アドレスと通信できない

VPN Server または VPN Bridge で、仮想 HUB と物理的な LAN カードとの間をローカル ブリッジ接続している状態で、仮想 HUB からそのブリッジ先の物理的な LAN カードのIP アドレスに対して、オペレー ティングシステムによっては通信ができない場合があります。その原因は、下記のとおりです。
  • Windows 2000 以降のオペレーティングシステムで、ハードウェアオフローディング機 能が搭載されている LAN カードとローカルブリッジした場合には、ローカルブリッジを定義した直後は上記のような症状が発生する可能性があります。このような場合は、1 度コンピュータを再起動してください。詳しくはマニュアルの 「3.6.10 Windows におけるローカルブリッジの注意事項」 を参照してください。
  • Linux などのオペレーティングシステムでは、仮想 HUB(VPN)の内側から、ローカルブリッ ジしている LAN カード自体に対して通信することはできません。これは Linux カーネルの制限事項です。詳しくは マニュアル「3.6.11 Linux, FreeBSD, Solaris, Mac OS X オペレーティングシステムで「ローカルブリッジ機能」を使用する場合の注意事項」 を 参照してください。
  • マニュアル「3.6.3 ローカルブリッジ用の LAN カードの準備」 で解説されているように、ローカルブリッジ機能を使用して仮想 HUB と物理的な LAN との間をブリッジ接続する場合は、ローカルブリッジ専用に LAN カードを用意することが推奨されています。これにより、最もパフォーマンスの高い状態でローカルブリッジ機能を使用することができるようになります。